母が父に対してだけ嫌いという感情を露骨に示して怒る理由は何なのか
どうしてそこまで父だけを嫌うのか
母は、あくまで私からみた視点でしかないが、正義感が強く、我慢強い、理想の母であろうとする人だ。
子育てをする上で思い通りにいかず苛立つこと、愛したいそして愛すべき子供たちが憎く感じる場面が沢山ある。
そんな時に母はそんな感情を抱く自分に罪悪感を抱くんだろう。
そしてその罪悪感から解放されるために誰かに認めて欲しい、そんな弱さを見せられる頼れる味方が欲しいと願う。
でも父は母の話や気持ちを想像して受け止めることができる人ではない。仕事からの帰りは遅く、労いの言葉も話を聞こうという姿勢も母に対する尊敬の念も感じられない。自我が強く、頑固で承認欲求が高い人だと思う。
1番近くにいる人が自分をいたわってくれない、自分が思い描く理想の母でありたいけれどそうもいかない現実と1人で戦わなければならない。
母の罪悪感と不安感、孤独感は少しずつ蓄積して怒りという形で父に向けられる。
罪悪感から逃れるために父を敵とみなし、攻撃する。
最初から父が嫌いなわけではなかったと思う、怒りという形で表面化した時に父がきちんと母の気持ちを受け止めて行動を改めていたら仲は修復できただろう。
何度もすれ違いを繰り返した結果、母は父を嫌いになってしまったのだと思う。